さえない日々、朝から雪。なぜ皆こんな繰り返しの日々を過ごせるのだろう?同じ出来事の繰り返し。同じ困難に、同じ挑戦。さらには同じ結果。
早めの帰宅。猫を撫でる。
今年は、 暖冬 と言っていた。嘘だった。
気候も心も解らない。薬は効いている。焦燥感もなくなった。会社は一流、仕事は順調、人間関係も問題ない。
それでも 心 が晴れない。
公園にホームレスがいる。今、彼との間に 差 を感じない。
晴天。陽射しは温かい。今日は天使が背後にいた。それでも、気分がぱっとしない。
電車が遅れる。
LEICAは、M8のモニタをサファイアガラスに、シャッター音を静かに改良したものを8月から提供するらしい。
予報どおりに雪。昨夜は6℃だったので、雪にはならないと思っていた。不思議にも、雪を期待する。都会が麻痺することを期待している。
この木の下に毎年『ご自由にお持ちください』と籠に入れられている夏蜜柑。なんでこの季節に夏蜜柑なんだろう。もしやこれは夏蜜柑ではないのか?
サンルーフを開けて撮る。屋根の雪が車内に崩れ落ちた。つめてえな。
猫の足跡だらけのボンネットは綺麗になるか。
二月極寒。風が冷たい。
東京は綺麗だと思う。ふと見上げたビルが妙に美しい。
色、誰もが色を同じ色とは認識していないんだろうな、などと考える。D-LUX3とM8の色、これは違う。それでも、Leicaの色だ。
焦燥感はなりを潜めている。不眠ではあるし、朝会社に行くのは億劫ではある。心は難しい。それでも色々な状況を楽しめる。会社という社会生活は、やはり自尊心の回復により自然体でいけるようになった。
半年前に脱出した三流企業ではCEOの更迭劇開幕。笑ってはいけないと戒める。
天使はいる。
今年はほんとうに寒い。
会社を移って半年。大きな商談をロストしたが、その案件で社内に顔も売れた。負けてもクライアントには気に入られた。かつての大物役員で顧問になっているような社内のスターたちとも話ができる。アワードまでもらった。
鬱病患者のバンビーノにしては上出来だ。
丸善に寄って、天才アラーキーの本を買う。
厳しい寒さが緩む。
M8は重くて持つ気になれない。春まだ遠い。
いつもいる。寒空も外。
寒い日が続く。寒い日はふたりで出かける。 仲が良いのか悪いのか。不思議なおじさんたち。
不思議な情景。
さびしい帰り道。
お宮参りはここだった。横浜では当たり前だ。七五三もここだった。ご祈祷の声も映像も脳裏にある。
娘もここでお宮参りをした。
何かの気配。冬の空気か、何か神聖なものか。娘は志望校に国際基督教大学と書いたので、禰宜はそれをまじめに読み上げた。おいおい。
Digilux3の絵。